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• 山地の谷筋など湿った場所に生える落葉中木で、白い花を多数つけます。麻のように樹皮が縦に裂け、材が軽くて脆く折れやすいことを例えて麻殻と名付けられました。

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• ブナ帯に生育する落葉小高木。葉は手のひら状に5～7裂し、対生します。表面はしわが目立ち、「あさ（麻）」の葉に似ています。花は5～6月に開き淡緑色をしています。カエデの名前の由来は葉の形がカエルの手→カエルデ→カエデとなったそうです。

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• 山地に生育する高さ20メートル、幹周りが3メートルを超えるものも多い落葉高木。普通のカエデ・モミジより葉の切れ込みが浅くて大きく、葉は手のひら状に5～9つに浅くまたは中程まで裂けます。葉の縁にはぎざぎざはありません。「紅葉」ではなく「黄葉」します。

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• 落葉つる性木本。主にブナ林などの夏緑広葉樹林の樹幹や、名前の通り岩などに這い登って生育します。葉は対生し、長さ5～12センチですが、大きさは変異に富んでいます。縁には荒い、やや不規則な鋸歯があります。

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• 深山の川沿いや溪谷の日陰などに生える高さ8～25センチの多年草。5～6月頃に、茎の先に小さい花をつけます。

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• 谷間の湿った崖や水の滴る岩壁に着生し、葉は根生して垂れ下がって生えています。タバコに似た葉をもつので「岩煙草」と名付けられました。
  イワタバコ科が分布している中心地域は熱帯・亜熱帯地方で約3000種あると言われていますが、日本に生育しているのはその中の数種だけです。

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• 林縁や雑木林、崖、畦などに生育する落葉低木。和名は「うつろな木」の意味であり、茎の中心に穴が開いていることに由来します。ウツギの花が「卯の花」であり、♪卯の花の匂う垣根に～♪と歌われています。

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• 低山の林内に生える落葉小高木または高木。樹皮が暗緑色で、マクワウリ（真桑瓜）の（未熟な）実の色に似ていることから名付けられました。葉は単葉で対生し、葉身はほぼ5角形で長さ8～15センチ、幅2～4センチ。

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• 日当たりの良い場所に自生する落葉中木。初夏、枝先いっぱいに白い花をつけて森林を彩ります。果実や花には有毒のエゴサポニンが含まれており、魚毒として川に流して魚を捕まえるのに用いられました。

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• 山地に生育する落葉高木。葉は対生し、葉身は9～13裂します。花は、5月頃に葉の展開と同時に花を開きます。花序は垂れ下がらず、葉よりも上に伸びます。花は遠目には赤く見えます。

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• ブナ林や高山の針葉樹林内に生えることが多い落葉の小高木。卵円形の葉が亀の甲羅に似ているといわれています。4月下旬～6月に白い花を咲かせます。紅葉も見事ですが、ユーモラスな形をした冬芽もご覧下さい。

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• 山地に生える落葉低木。材は※ベルベリンを含むため黄色で、節には葉が変態したトゲがあることもあります。
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• 山地の木陰に生える落葉低木。茎葉の様子がウツギに似ているとして名付けられましたが、ウツギとは類縁関係はなく、分類学的にはアジサイの仲間です。

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• 山中に見られる落葉小高木。材が硬く丈夫なため鎌の柄に使われたのでこの名があります。4～5月に可憐な花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。

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• 有毒植物として有名なトリカブトの仲間で、山地の林に自生する多年草です。夏～秋にかけて紫色の花を多数つけます。

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• 関東地方以西の主に太平洋側と九州に分布し、山地の岩場に生える高さ30～60センチになる多年草。花は7～8月頃に黄色の小花を多数付けます。日本海側には、キンレイカとよく似たハクサンオミナエシがあります。

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• 谷沿いなどの水分条件の良好な場所に生育する落葉高木で、葉は対生。名前の由来は、三重県熊野地方に生育するミズキということから名付けられました。生長は速く、条件がよい場所では1年間に1メートル以上も生長します。

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• 深山に生える落葉つる性の植物。枝がつる状になり，赤褐色であることが命名の由来です。7～8月頃に白い小さな花をたくさんつけます。

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コアブラツツジ（ツツジ科）

• 東海地方・紀伊半島・高知県に分布する高さ1～2メートルの低木。葉は互生し、枝先に5枚の葉がかたまって付き、長さ2～4センチで葉の裏面には光沢があります。花は小形で白く、長い花柄で垂れ下がります。秋には葉が赤く紅葉します。

コハクウンボク（エゴノキ科）

• 山地に自生する落葉中木。葉は円形で、先の方の不規則な大きな鋸歯が特徴で、一見、破り捕られたように見えます。

コバノトネリコ（モクセイ科）

• 葉は対生、奇数羽状複葉で1～3対の小葉がある落葉小高木。材は強靱で、プロ野球選手が使うバットの材料として有名です。別名のアオダモは、枝を切って水に入れると藍色の蛍光を発する水になることに由来するといわれています。

コバノミツバツツジ（ツツジ科）

• アカマツ林など、明るい二次林に生育する落葉低木。葉はほとんど落葉し、早春、新葉の展開に先だって紫から淡紫色の花を咲かせます。春の訪れを実感させるツツジです。

コミネカエデ（カエデ科）

• ブナ帯に生育する落葉小高木で日本固有種。尾根筋や谷沿い、攪乱を受けた場所、二次林などに多く生育します。枝はやや柔らかく、葉は対生し、葉身は5角形で長さ4～9センチ。掌状となり、中央の3つは先端が長く伸びて尾状となります。

コミヤマカタバミ（カタバミ科）

• 深山の針葉樹林内に生える多年草。葉はハート型で先の部分が中脈に向かってへこんでいます。6～8月頃に、白色または淡紅色の花をつけます。

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• 深山に生える高さ4～5メートルの落葉低木。枝は灰色でなめらかで、葉は枝先に輪生状に集まってつきます。6～7月頃、枝先に帯白色または帯淡黄色で、紅色のスジが入った花を咲かせます。花の先は淡紅色。

サルナシ（マタタビ科）

• 落葉つる性木本。つるは褐色で、他の樹木や岩にからみついて高くのぼる。果実の色が緑黄色で、ナシ（梨）に似ていて、サルが好んで食べると言われることから「猿梨」と呼びます。

サワグルミ（クルミ科）

• 山地の溪谷林の主要な構成種の落葉高木。まっすぐにすらりと伸び、幹の直径1メートル、高さ25メートルほどの大木になります。

シナノキ（シナノキ科）

• 山地に生え、高さ15～20メートルの落葉高木。6～7月頃に淡黄色の花をつけ、球形の果実ができます。樹皮の繊維は布、縄、製紙の原料になります。

シロヤシオ（ツツジ科）

• ブナ帯以上の岩場などに自生する落葉中木。樹皮は灰黒褐色、古い木になると亀甲状のひび割れができてマツの樹皮に似てきます。別名ゴヨウツツジ。

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• 標高500～1200メートル辺りの落葉広葉樹林内に自生する落葉中木。コブシに似た白い花は、芽吹きの山中で一際目立ちます。葉や枝を噛むと、香りが広がり甘味があります。

タンナサワフタギ（ハイノキ科）

• 山地に生える、高さ3～5メートルの落葉低木。樹皮は灰褐色で薄く剥がれます。6月頃、白い花を多数つけ、秋に藍黒色のゆがんだ卵形の果実がなります。

ツクシシャクナゲ（ツツジ科）

• 深山に生える樹高2～4メートルの常緑低木。日本産のシャクナゲの中で一番の大輪咲きで美しく、花は淡紅色から白色で濃淡は様々です。花冠は7裂し、葉の裏に褐色の綿毛が密生します。花は枝の先に固まって付き、淡紅色でやや鐘状のろうと形。普通、シャクナゲは5弁で、この花のように7弁は珍しいです。

ツクバネソウ（ユリ科）

• 深山の林内に生える多年草。葉は茎の先端に4枚が輪生します。この姿が羽根つきの羽根に似ていることから和名が付けられています。

ツリガネツツジ（ツツジ科）

• 林縁に生え、高さ1～2メートルになる落葉低木。花は紫紅色の筒状鐘形花が枝先に下向きに付きます。枝先に散形状に鐘状筒形の黄緑白花を3～8個つけます。花の筒先は5裂し、花弁内部に赤い斑点が多数あります。別名ウスギヨウラク。

ツルリンドウ（リンドウ科）

• 山地の木陰に生育する多年草。茎は細長く、他の植物にからむだけでなく地面を這うようにも伸び、40～80センチほどになります。花はあまり目立ちませんが、秋に果実は真っ赤で遠目にも目立ちます。

トサノミツバツツジ（ツツジ科）

• 山地の落葉広葉樹林の林内や林縁などに自生する高さ2～3メートルの落葉中木。葉は枝先に3個輪生し、幅3～6センチの広い菱形。
  花は4～5月開花し、枝先に紅紫色の花が2～3個つきます。鮮やかな花色で、花つきがとてもよく、満開の時は目を見張ります。

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トリガタハンショウヅル（キンポウゲ科）

• 山地の林縁に生えるつる性木本。つる性で基部は木のように固く、林縁の地面や他の草の上を這うようにして伸びています。花形は鐘形で淡黄色の花をつけます。

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ナンゴクミネカエデ（カエデ科）

• 温帯のブナ帯に生育する落葉小高木。葉は掌状に5～7深裂し長さ10センチ，幅6センチほどで、裂片の先は尾状に細く長く尖ります。縁には重鋸歯があります。花は春から初夏に咲き，総状花序に10個前後の花をつけます。花序の長さは2～5センチほど。

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• 本州・四国・九州の太平洋側の山地に生育する落葉低木。和名は花弁の枚数が4枚で、ウメの5枚とは異なっていますが、花に香りがあることと、梅の花によく似ている空木（ウツギ）という意味です。

バイケイソウ（ユリ科）

• 湿原周辺の草原や明るい林内などに生育する多年草。春に芽を出し始め、初夏に高さ1メートル以上にもなる花茎を出し、緑白色の臭気のある花を咲かせます。全草にアルカロイドを含む有毒植物。

ハウチワカエデ（カエデ科）

• ブナ林などの夏緑広葉樹林の尾根筋などの明るい林に生育する落葉高木。羽団扇楓（ハウチワカエデ）の名は、葉の形を天狗が持つ鳥の羽で作ったうちわにたとえた所からきています。秋には美しく紅葉する木です。

ヒコサンヒメシャラ（ツバキ科）

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ヒメイワカガミ（イワウメ科）

• 低山から高山にかけての岩場や砂礫地に生える常緑の多年草。花の先端は細かく裂け、色は淡紅色あるいは白色。葉は卵円形で長さ1～5センチ、1～5対の尖った鋸歯があります。花は花茎の先に白色の花を2～7個付けます。

ヒメエンゴサク（ケシ科）

• 深山の林下、やや湿った日陰に生える多年草。葉は3～4回3出複葉で、小葉は長さ5～8ミリ。花は茎頂にまばらに数個つきます。花冠は青紫色。

ヒメシャラ（ツバキ科）

• 山地の林内に自生する落葉高木。樹皮はサルスベリに似ていて、淡赤褐色で滑らかです。木肌が美しいので林間でもよく目立ちます。

ヒメミヤマスミレ（スミレ科）

• 山地のやや湿った林内、林縁に見られる高さ10センチほどの多年草。フモトスミレの亜種とされますが、フモトスミレは草原や明るい林縁に見られるのに対して、本種は少し暗い場所に生えています。葉の裏は緑色が普通ですが、まれに紫色の個体もあります。

フウリンウメモドキ（モチノキ科）

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フサザクラ（フサザクラ科）

• 湿り気のある沢沿いに生育する落葉高木。葉は互生し長さ6～12センチの広卵形で、葉先は尾状に尖り縁には不揃いの鋭い鋸歯があります。フサザクラは1科1属1種とされ、他の科ではカツラ科が近縁と言われています。

フデリンドウ（リンドウ科）

• 日当たりのよい山地や野原に生える2年草。葉は柄がなく対生し、茎の先に青紫色の花を数個つけます。リンドウは晩夏から秋に咲き、季語も秋ですが、本種は春に咲くリンドウです。

ブナ（ブナ科）

• 温帯域に生育する落葉高木。樹皮は灰白色で地衣類やコケ植物が付着します。果実はネズミやクマなどの食料となります。

ベニドウダン（ツツジ科）

• 山地の岩尾根に生える落葉低木。枝先から長さ1～5センチの総状花序が下がり、淡紅色または紅色の花が咲きます。ドウダンの名は、かつて部屋の明かりに用いられていた「灯台」の台座に葉のようすが似ていることからついたとのことです。

ホソバテンナンショウ（サトイモ科）

• 山地の林床に生える高さ60～80センチの多年草。名前のとおり小葉が細めなことのほか、仏炎苞の中からのぞいている先端が太くならず、ほっそりとしていることが特徴です。

ホソバノヤマハハコ（キク科）

• 山地のやや高い所に生える多年草。葉の表面に薄く綿毛が残り、白っぽく見えます。ほっそりした茎は高さ30センチほどで、途中で枝分かれせず、先端にやや細い頭花を散房状にたくさんつけます。

ホンシャクナゲ（ツツジ科）

• 深山の尾根などの土壌の浅い場所や露岩地に自生する常緑中木。葉の裏面は綿毛が密生していて、淡褐色から銀白色になります。

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• 標高の高い針葉樹林の下に生える多年草。5～7月、茎頂に小さな白色の花を多数つけます。名前の由来は2説あり、「2枚の葉を、羽根を広げたツルに見立てたこと」、「葉脈の曲がり方を、広げたツルの羽根に見立てたこと」です。

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• 山地の林縁に生える高さ3～5メートルになる落葉小高木。葉は対生し、長楕円形で、ふちには細かい鋸歯があります。枝がよくしなるので弓を作ったことから名付けられました。

マンサク（マンサク科）

• 早春、山では一番早く花を咲かせて、春の訪れを告げる木です。大台ヶ原では4～5月、葉に先立って線形の黄色い花を咲かせます。

ミカエリソウ（シソ科）

• 山地の林床に群生する落葉小高木。花冠は筒状で，先は二唇形となり，雄しべが4本突き出ています。群生する花穂が美しく，思わず見返ることから命名されたと言われています。

ミズキ（ミズキ科）

• 山地に生える落葉高木で、葉は互生。クマノミズキより早く咲きます。枝を扇状に四方へ広げ、階段状の独特の樹形になります。樹液が多く、特に春先に枝を折ると水のような樹液がしたたります。

ミヤマガマズミ（スイカズラ科）

• 山地に生える落葉低木。カマズミに比べると葉が小さくて細く、先端が尖ります。花は白く，核果は秋に赤く熟します。実は，ガマズミより少し大きいです。

ミヤマシキミ（ミカン科）

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ミヤマシグレ（スイカズラ科）

• 深山の薄暗い林内に生える落葉低木。幹は直立することは少なく、横たわって途中から根を出して広がり、一見すると草に見えます。6～7月、枝先に紅色を帯びた花を多数付けます。9月頃に赤色の果実をたくさん付けます。

ミヤマネコノメソウ（ユキノシタ科）

• 低山の沢沿いや暗い湿地に生える多年草。黄色と緑色のコントラストが山肌によく目立ちます。日本固有種。

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• 山地の林内に生える多年草。テンナンショウ属の種類は多く、見分けるのは難しいのですが、本種の分かり易い特徴は、中から突き出ている棒状の形が、一旦細くくびれてその先端に緑色のマッチ棒の頭のようなものがついていることから見分けられます。

ヤシャビシャク（ユキノシタ科）

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ヤブウツギ（スイカズラ科）

• 山地の日当たりのよいところに生える落葉低木。名は枝が密生してやぶ状になることからつきました。枝先や上部の葉腋から散房花序を出し、濃紅色～暗赤色の長さ30ミリほどのろうと形の花をつけます。まれに白花も見られます。

ヤブデマリ（スイカズラ科）

• 山野の谷沿いや川沿いに多く生える落葉小高木。明瞭な規則正しい葉脈は、本種の特徴の1つです。花は5月から6月にかけて咲きます。_
  飾り花の一枚が極端に変形しています。

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• 湿った林内や沢沿いに生え、よく分岐して高さ1～1.5メートルになる落葉低木。6～8月頃に淡紫色の小さな両生花を多数と、長い柄のある装飾花をつけます。

ヤマグルマ（ヤマグルマ科）

• 谷筋・露岩の見られる急傾斜地などに生育する常緑高木。葉は枝の先に輪生状に付くことが多く、2～9センチの長い葉柄を持ち、葉身の長さは5～14センチ。ヤマグルマは1科1属1種の近縁種のない特異な植物です。

ヤマツツジ（ツツジ科）

• 暖温帯域全域に生育する落葉半低木。ヤマツツジの花は5月の終わり頃から6月にかけて咲きます。花冠は朱色のものが多いですが、赤味が強いものもあり、直径3～4センチ。花粉は糸でつながり、虫に運ばれやすくなっています。場所によって花の色に変化が見られます。

ヤマボウシ（ミズキ科）

• ブナ林にも生育しますが、丘陵地帯の二次林にも生育する落葉亜高木。和名は山法師であり、白い総苞が白いずきんをかぶった山法師を連想することから付けられました。秋には赤いイチゴを連想させるような果実ができます。

ヤマネコヤナギ（ヤナギ科）

• 山地のやや乾いた所に生える落葉高木。葉の出る前に、しっぽのような黄緑色がかった花序をたくさんつけます。樹皮は暗灰色で若木は滑らかですが、老木になると縦に裂け目ができます。

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